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妊娠中の歯科治療はどうする!?

[2018.09.26]

基本的には妊娠中でも歯科治療は受けられます!!

歯茎が腫れる、虫歯が増える、親知らずが痛む…など、プレママ雑誌でもよく取り上げられる妊婦さんの口腔内トラブル。

これには急激に増える女性ホルモンが大きく関わっています。

歯周病菌のなかには女性ホルモンを栄養源にする菌がいて、妊娠中は普段以上に歯肉炎が起きやすいお口の中になります。

☆ホルモンの影響で唾液量が低下する。

☆甘いものや酸っぱいものを好むなどの味覚の変化。

☆常に何かを食べていないと気持ち悪い、食べづわり。

☆つわりで歯磨きしにくい。

など、妊娠中はお口の健康にあまり良くない条件が揃います。

近年は、妊娠中に歯周病が進行すると早産の危険があるとわかり、産科と歯科が連携して口腔ケア指導を行うようになりました。

知って欲しいのは、基本的に妊娠中でも歯科治療はできるということ。誤った自己判断で治療しないまま出産すると、忙しい育児中の通院はもっと大変になり、重症化することがおおいです。まずは相談して下さい。

 

歯の痛みや心配をそのまま放置しない、無理して我慢しない!

妊娠中の歯科治療で気になるのがレントゲンや麻酔、薬のことです。多くの妊婦さんが避けようと考えがちですが、歯科のパノラマレントゲン一回の照射量は、私たちが日常浴びている年間の自然放射線量の1/210。赤ちゃんへの影響は無いことが産婦人科の診療ガイドラインにも示されています。

また、歯科で使われる麻酔料は医科の手術などに比べてごく微量。無痛分娩や帝王切開などにも使われているもので、通常量使っても問題ないとされています。

飲み薬は比較的安全性が高いとされているお薬を必要最小限、処方します。

治療の時期としては、赤ちゃんの重要な器官が作られる妊娠初期や、仰向けが辛くなる妊娠後期は、ひとまず痛みや炎症を抑える緊急処置が中心です。本格的な治療は安定期か出産後に行います。

痛みを我慢するのは母体にも赤ちゃんにもよくありません。まずは、治療法など納得するまでご相談ください。

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